昨年は、下見や計画をしたものの直前になって中止せざるを得なかったオーバーナイトハイクですが、今年は3年振りに実施することができました!
夕食を終えて枚方市駅に集合し、班ごとに出発地の東寺を目指します。月の輪のスカウトは、初めてボーイ隊に混ざって活動するので、少し緊張していたようです。できるだけ馴染めるようにと、ボーイ隊のお兄さん、お姉さんが、積極的に声をかけてくれていたそうですね。
スタート地点で配られた地図から目的地を導き出し…21時を過ぎた頃、ルートが分かった班から、いよいよ出発です。こんな時間に街を歩くなんて、なかなか新鮮なものです。道を間違えて戻ったり、じっくり地図を見たり、かと思えば、途中で急に走ったり、大人の心配をよそに、それぞれの班のペースで歩いていました。月の輪のスカウト達は、途中のチェックポイントで帰宅しました。初めてコンパスを使ったり、地図を読んだり、楽しんでもらえたでしょうか。
そして、ここからが本番です。どんどん寒くなるわ、眠くなるわで、足も痛いし…色々なものと戦いながら、班員同士で励まし合いながら、とにかく地図を見ながら、ゴールを目指します。あれあれ、途中でふらふらと眠りながら歩いているようなスカウトもいたようです。
リーダー陣も、スカウトも、とにかく気になるのはタイムです。リーダー側としては、どの班も、できるだけ似たようなスピードで進んでほしいのですが、スカウトはスカウトで、それぞれの班事情に合わせて、ペースがあります。それでも、抜きつ抜かれつとしながら、最終的には、どの班も予定よりも早い時間にゴールの南部市民センターに到達しました。
正直なところ…今だから言えることですが、前半の頃には、完歩できない場合もあるのではないかと、リーダー陣で冷や冷やして対策案を考えていたのです。それでも、全員が無事に完歩し、大きなけがなどもなくゴールすることができたのは、本当に嬉しかったです!
実は、この感動のゴール、塾終わりの途中参加もありながら、ボーイ隊スカウト全員で成し遂げました。全員参加の全員完歩は、見ていて感動ひとしおでした。
これまでの訓練も共にしてきた班という仲間がいてくれるからこそ、乗り越えられただろう試練だと思います。この経験を通じて、忍耐力や自信なども身についたことでしょうし、それぞれのスカウトにとって感じられるものは大きいと思います。今なら、どこまででも歩けそうな気がしますよね。
また来年、再来年と、それぞれが成長した自分に出会えるオーバーナイトハイクにしていきたいものです。
末筆ながら、ご協力いただいた他隊のリーダーの皆さまにも、心から感謝いたしております。
お疲れ様でした!
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