2022年8月21日 隊集会(読図訓練)

 本日は、南部市民センターにおいて、読図の訓練を行いました。

 まずは、座標読みの復習です。座標は、地図に2㎝ごとの方眼を書き入れて、その2㎝の方眼を縦横にそれぞれ10等分できる座標定規を用いることにより、6桁または8桁の数字で地図上の場所を特定できるものです。リーダーが8桁の座標を示して、スカウトがその座標を読み取って地図上の場所を特定する練習をしました。

 続いて、方位角の復習をしました。方位角は、北を0度、南を180度として、コンパスを使って角度を示すものです。リーダーから「240度の方向を向いてください」、「あの木は何度の方向ですか?」との問題が出されて、それぞれコンパスを用いて練習しました。そのあと、地図上で2点間の方位角を求める方法を学びました

 さて、復習が終われば本日のメインイベント、「クロスベアリング」を学びます。クロスベアリングとは、見晴らしのよい場所で見える目標物2つを地図上で探し、現在地から実際の目標物2つの方位角をコンパスで確認して、地図上で方位角に沿った線を2本引いて交わった場所が自分の今いる場所であると特定できる方法です。つまり、人力のGPSですね。
リーダーから地図上の目標物2つの座標と、現在地からの方位角が示されるので、それを基に自分の現在地を探して、その現在地を8桁の座標で示すという訓練をしました。このクロスベアリングは1級章課目の高度な技能なので最初は苦戦していましたが、繰り返し行うことで慣れてきたようです。

 現在、山へ行く場合などは、基本的にはGPSを使うので、クロスベアリングを用いることはほとんどありませんが、技能として原理を学んでおくことは大切です。また、方位角については、今後学ぶ予定の1級章の技能で使いますので、家に帰ってからも、しっかりと復習しておいてくださいよ。