昨年の夏季キャンプは日帰りでの実施となりましたが、今年は何とか2泊3日で実施することができました。感染対策を行うとともに、体調不良者が出た場合に、すぐに保護者等に迎えにきてもらえるよう、近場の奈良県奈良市のキャンプ場を選びました。
JR星田駅に集合して、スカウトのみで電車に乗ってキャンプ場へ向かいます。木津駅で乗り換えて、平城山駅で下車して、そこから徒歩で移動します。平城山駅からは、徒歩にて20分程度でキャンプ場へ着くはずなのですが、1時間くらいしてから、ようやく到着しました。どうやら、5分歩いては休憩したうえに、道も間違えたようでした。ダラダラ歩くと、逆にしんどいと思いますけどねぇ。
昼食をとってから、個人用テントや日よけ用のタープ類を設営した後、だて棒(長さ1.8メートルほどの木の棒)と麻ひもを使って、キャンプにあると便利な工作物(例えば、食器棚や物干し台など)を作成しました。2週前の活動において各班で話し合って、作成する工作物を決めていましたので、それを作成します。自立させたり、物を載せたりするには結構な強度が必要なので、高度なロープワークが求められます。なかなか大変で、しかも暑いので、途中でシャワーを浴びました。
晩御飯はレトルトの個食でしたが、最近のレトルト食品は豪華でおいしいです。夕食後、暗くなってから星空観察をしました。雲が少し多くて、空が半分くらい隠れていましたが、夏の大三角形(こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ)がきれいに見られましたね。星空観察の合間には、隊長から夏の怖~い話も聞けました(信じるか、信じないかは・・・)。
さて、キャンプ場の近くには、古墳がいくつかあり、また平城宮跡もありますので、2日目の午前は古墳めぐりと平城宮跡見学をしました。ウワナベ古墳とコナベ古墳を見ましたが、学校の歴史などで学ぶものの、実物を見ると「小さな山と周りを囲む池」といった感じですね。平城宮跡では、遺構展示館を見学しました。クーラーが効いていて涼しかったです。
午後は、1日目に作成した工作物作成の続きや、完成した工作物の改良・改善を行いました。みんな、黙々と工作物の作成・改良に取り組んでいました。
夜は、皆さんお楽しみ、キャンプファイヤーです。各班のスタンツやリーダーのスタンツがあり、とても盛り上がりました。ファイヤーも、みんなが盛り上がるタイミングで激しく燃えて、スタンツが終わるタイミングで火が小さく落ち着いてくるという絶妙な感じでした。
3日目、急な雨に見舞われましたが、すぐに止んで、晴れ間が出てきました。そのおかげで、雨でぬれたタープなどはすぐに乾きましたよ。乾いたタープなどを撤収して帰る準備をします。撤収作業が終わった後、セレモニーをしました。そこでは、工作物作成で頑張っていた「ベストオブ工作物作成スカウト」の表彰が行われました。
帰る段階になって、また結構激しい雨が降ってきたため、しばらく雨宿りして、出発は様子見です。その後、20分ほどで止んだので、予定している電車に乗り遅れないように駅に向かって移動します。歩くタイミングで一雨降って、涼しくなって良かったですね。帰りは、駅まで徒歩で15分程度で移動できました。やればできるじゃないですか!予定していた電車に無事に乗ることができて、星田駅で解散しました。
コロナが再度拡大してきたタイミングではありましたが、無事にキャンプを実施することができてよかったです。とても暑くて大変でしたが、2泊3日で野外生活ができて、大変良い経験になったと思います。ボーイスカウトの活動の醍醐味は、やはりキャンプですね。
コメントをお書きください