カブ隊のくまスカウトがボーイ隊に上進する上進キャンプを、新型コロナの感染対策等を講じたうえで、キャンプ大阪にて1泊2日で実施しました。キャンプに必要な隊装備の準備は、先週、GBスカウト(班長、次長)やその代理のスカウトが倉庫で行いました。
例年どおり、新入スカウトも含めてキャンプ場まで徒歩で移動します。普段は、1泊2日分のキャンプ装備を背負って歩くのですが、今回、大きな荷物はリーダーの車で運んでもらったので、楽ちんでしたね。キャンプ場に到着後、セレモニーを行い、新入スカウトとそれ以外のスカウトは分かれて活動をします。
新入スカウトは、夜に行われる上進式において、隊長の前でボーイスカウトの「ちかい」をたてる必要がありますので、その「ちかい」を暗記してスラスラと言えるようにしなければなりません。これがなかなか難しくて、練習では言えても、本番になると暗記した内容が出てこなくなってしまったりするので、何回でも練習しておきましょうね。他にも、ボーイ隊の敬礼やスカウトサイン、握手の仕方、集合隊形、集会で使う身ぶり信号など、覚えることはたくさんありますよ。
新入スカウト以外のスカウトは、1人用のテントや食堂用タープの設営をしましたが、キャンプが久しぶりなので、結構時間がかかってしまいました。
その後、全員揃って、ナタの使い方や火おこしの訓練などを行いました。これも久しぶりで、せっかく火がおこせたのに、火にかける鍋を用意していなかったり、鍋底にススがついても簡単に洗い落とせるようにするための「コーティング」(粉洗剤を水に溶いてなべ底に塗ること)を忘れていたり。まぁ、この状況下でキャンプの機会が減ってしまっていたので、仕方ないですかね。火おこしから、そのまま夕食の調理(レトルト食品の加熱)を行い、夕食を取ります。
夕食後、ボーイ隊の上進式が始まります。かがり火をたいた広場で、先輩スカウトやベンチャースカウトが見守る中、新入スカウトが名前を呼ばれて、隊長の前で「ちかい」をたてました。今回は、続けてローバー隊の上進式も行われました。
隊長から、新入スカウトが所属する班の発表が行われ、新しい仲間を加えての班会議の後、GB会議において、今日の反省点や明日のスケジュールなどの確認を行いました。
翌日は、朝食の後、リーダーによる各班サイトの点検です。これも久しぶりのキャンプだからか、片づけなどに手間取り、時間に間に合いませんでした。時間に間に合わせるためには、「何を何時までにやっておく」などの細かい時間割を自分たちで考えながら、活動する必要がありますよ。
朝のセレモニーの後は、すぐに撤営作業に取りかかります。本日は団全体の上進式が行われるので、始まるまでに撤営を終わらせておかなければなりません。昨日の夜中にも結構雨が降りましたが、撤営作業中も断続的に雨が降り、テント等もびしょびしょです。とはいえ、乾燥作業を行っている暇もないので、仕方なくそのまま積み込みました。来週は、テント干しですな。結局、撤収作業が完了する前に団の上進式の時間になってしまったので、作業を中断して上進式に参加しました。
全体の上進式終了後、昼食を経て、往きと同様にキャンプ場から徒歩で帰りました。やはり、ボーイ隊の活動ではキャンプが重要な位置を占めています。キャンプに1回参加した場合にスカウトたちが経験することは、非常に大きいですね。今後も、感染対策を講じながら、キャンプを実施していければと思います。
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