ボーイ隊は、8月11日から14日の3泊4日で、
福井県敦賀市にある「野坂いこいの森キャンプ場」にて夏期長期キャンプを行いました。
日向にいるともちろん暑いのですが、大阪と比べると若干気温も低く、日陰でそよ風が吹くとかなり心地よい場所でした。
(隊長がしょっちゅう「大阪とは違うな~。こっちえぇわ~」と言ってウルサカッタです)
1日目は、電車での移動と設営がメイン。
3泊4日の個人装備が入ったザックを担いでいるため、電車の乗り降りもいつもと勝手が違います。しかし、先日のパッキング訓練の成果もあり、荷物はまとめてあり、大きい荷物は電車に乗る前に下ろして手で持って乗車し、乗車中は足元に置き、電車を降りた後、邪魔にならない場所で荷物を背負う、背負い方も周囲に迷惑をかけないよう工夫するなど、混雑した電車でもスムーズな乗り降りができていました。素晴らしい!
無事に現地に到着し、テントなどの設営が終わり、夕食の後、シャワーの作成が始まりました。シャワー室は竹で縦の骨組みを作り、ブルーシートで周りを囲っていましたが、手抜きをしてシートを養生テープで固定したため、ちょっと時間がたつとはがれてシートが落ちてしまいました。これでは、いつ囲いがなくなってしまうか怖くて、誰もシャワーを浴びられません・・・。ぜひ改善してもらわないと。
2日目は、朝から海水浴に行く予定でしたが・・・、
朝食とその片付けにびっくりするぐらいの時間がかかってしまい、いつまでたっても朝の点検とセレモニーが始まらない。それでも急ぐ様子が全然ない!どういう事だ!?海に行きたくないのか!?
ということで、海水浴を急きょ中止にして、シャワー室の改善と3日目に行う予定だった料理大会を行うことになりました。
シャワー室の改善では、頭の高さくらいに竹で横向きの骨組みを足して、シートを上からロープで吊って固定する方法に変えました。これならシートが落ちてしまうこともなく、安心です。
海水浴に行けなくて残念でしたが、工作物に日々改善を加えて、より良いものにしていくことを学べたのではないでしょうか。
次に料理大会。テーマは中華で、メニューやレシピなどは事前に各班で考えてあり、味、スピード、チームワーク、後片付けの4項目での勝負となりました。
どれも美味しくできていて、スピードやチームワークも甲乙つけがたかったのですが、なんと後片付けの差で勝負が決まってしまうとは!やはり、後片付けまでが料理ですね。
3日目、今日こそは海水浴(に行きたい)です。
昨日の反省があってか、朝から皆の行動が昨日と比べものにならないくらいキビキビ!
炊事場からキャンプサイトへの移動で、小走りしているスカウトもいました。
そんなこんなで、今日は海水浴に行けそうです。やればできる!というか、どうして昨日はあんなにノンビリだったのでしょう?
無事に、気比の松原海水浴場へ。先日の水泳訓練で行ったバディシステムを使い、遊泳も休憩も全てバディで行動。天気もよく、絶好の海水浴日和だったのですが、結構な量のクラゲも一緒に泳いでいましたねぇ。
そして海水浴といえば、そう、スイカ割りです。もちろん、準備もルール決めもスカウトが自分たちで行います。なぜか準備にかなりの時間がかかりましたが、始まるととても盛り上がりました。丸い棒ではなく、角材の角をスイカに当てるように工夫したので、見事に割れました。よかったよかった。
海プログラムの後はキャンプ場に戻り、夕食後に手旗やロープを使った夜のゲームでおおいに盛り上がり、班員同士の結束も強まったようです。
4日目、夏季キャンプもいよいよ最終日。
お昼にはキャンプ場を出発して、電車に乗る前に銭湯に寄るため、みんな朝から撤営に余念がありません。もし出発が遅くなったら銭湯にいけなくなるぞ、という気持ちをみんなが共有しているようで、撤営は早く進みました。こういう作業は急いで早く終わらせて、後の時間に余裕をつくることはとても大事ですよ。予定どおり銭湯で汗を流して、気持ちよく電車に乗ることができ、無事に大阪へ帰ってくることができました。
この4日間、大きなことから小さなことまで色々有りましたね。上手くいって楽しめたこと、上手く行かなくて楽しめなかったこと。そのどれもが大変貴重な経験です。
リーダーとしては、この経験がこの夏だけでの思い出話で終わってしまうのではなく、今回より次回、次回より次々回と少しずつでもより良い思い出・経験となるように改善していってくれることを願うばかりです・・・。
ところで皆さん!
夏休みの宿題は終わらせましたか?
(隊長は最後の一週間でなんとかするタイプでした)
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